さくら

近年のコロナ禍もあり来院されるお客様で、
本・テレビ・ネットなどから情報を得てトレーニングされる方も増えている気がします。

ある方はYouTubeを参考にダイエットに成功したなんて方もいらっしゃいました。
でも、中には良かれとやっていたトレーニングが正しくできていない、またはその方に合わなかったなどで、かえって症状を悪化させているケースも見られます。

昔とは違い、今は情報化社会。あらゆる情報が容易に手に入ります。
ゆえに何が正しいのか、自分に適しているのかを見定めることが難しいと思います。

医者から「腹筋しないさい」「スクワットしなさい」と言われて、素直に一生懸命頑張っている方がいます。
でも、それで痛みが良くならなかったりする。
そんな場合は「その運動やめましょう」と私からアドバイスさせていただくこともあります。
運動やトレーニングが悪いわけではありません。その目的と正しいやり方を理解して実践できているかが問題なのです。

もともと運動などに知識がない方や、運動があまり得意でない方は、簡単そうとか、効果がありそうなどの情報に飛びつかない方がいいと思います。。

私がストレッチを教えるにもしても、ひとつくらいの種目では、本来なかなか効果は出にくいものです。

初めての方は正しく覚えることが難しかったりします。
まずはやり方を正しく覚えて、回数、時間など習慣化することが大事です。
そして、そこからいくつかの種目ができるかです。
簡単でできそうなところから教えています。
筋肉は一日や一回で良くなったりはしませんので、毎日の歯磨きや洗顔のように習慣化しましょう。

普段の日常生活で使わなくなった筋肉が歳とともに増えてきます。
大人になると子供の頃のように全身を使って遊ぶこともなくなります。
少しでもいいから普段使わない筋肉を動かす動きをしましょう。

テレビでフィットネストレーナーを90歳でしている方がいると見たことがあります。
私もびっくりしました。
歳を重ねても筋肉を動かすことをされている方は、若々しい。

もうすぐ4月ですね。暖かくなって動きやすい季節です。
堅苦しい運動でなくても、筋肉を動かし、身体を動かし、無理のない範囲で自分の健康も見直してみませんか?